世の中には、変わった事を考える方がいるものです。なんと、卵の黄身だけを50個抽出し炊飯器で炊きあげた人がいました。
Youtubeチャンネルのカリュプスに投稿された動画を紹介します。
ほぼ想像する事が出来たと考えさせられました。
紹介した動画の中に出てくる黄身だけを取り出す方法が秀逸です。
何と、ペットボトルを使ってスポイドで吸い上げるように黄身を吸い取る事が出来ます。
これが炊きあげる前の黄身50個です。
炊きあげた結果がこうなりました。
そして、器に盛りつけて完成。試食タイムとなりました。
ケーキみたいで美味しそうにも見えます。この動画では美味しかったかどうかはレポートされていませんでした。
ネット上でこの動画は約100万回に近い再生回数を誇っています。なんだか、興味が湧いてくるような動画でした。食べたくなりましたか?
個人的な見どころ:
卵黄50個を炊飯器で炊くという奇想天外な行為。一見すると、単なる興味本位の悪ふざけと片付けてしまいがちです。しかし、私はこの行為に潜む現代社会の病理、そしてそれを消費する私たちの深層心理を鋭く感じずにはいられません。
この行為の根底にあるのは、現代社会に蔓延する「刺激への渇望」です。情報過多の時代、ありふれた日常では満足できず、より過激で、より奇抜な刺激を求める欲求が人々の心を蝕んでいます。卵黄50個という常軌を逸した行為は、まさにその象徴と言えるでしょう。そして、それを面白おかしく動画として発信し、消費する私たちもまた、その共犯者なのです。
この行為は、現代社会における「食の倫理の崩壊」を浮き彫りにしています。卵は本来、生命の源であり、貴重な栄養源です。しかし、この動画において、卵は単なる「エンターテイメントの道具」として消費され、その尊厳は完全に踏みにじられています。
私たちは、自分たちの欲望を満たすためだけに、どれだけの命を軽視してきたのでしょうか。
この動画が100万回近く再生されているという事実は、私たちに厳しい現実を突きつけます。それは、私たち自身がこのような「異常な刺激」を求め、「倫理観の欠如」した社会を容認しているという現実です。
卵黄50個の塊は、私たち自身の心の闇を映し出す鏡なのかもしれません。今こそ、私たちは立ち止まり、自分たちが作り上げてしまったこの歪んだ現実と向き合うべき時なのではないでしょうか。