家を建てるために欠かせない土地選び。失敗すると一生にわたり後悔することにもなりかねません。今回はプロの視点から、「買ってはいけない土地」の特徴と、賢い土地選びのポイントを徹底解説します！

買ってはいけない土地の特徴5選

まずは、プロが警告する「購入を避けるべき土地」の特徴を確認しましょう。

1. 境界線が曖昧な土地

土地の境界線が曖昧な場合、隣人トラブルの原因になります。古い土地では境界標がなくなっていることも多く、昔の曖昧な記憶を頼りに「ここが境界だ」と主張されるケースも…。購入前に土地の境界線を明確にすることが必須です。測量士や不動産業者を交えて境界を確定させてから購入を検討しましょう。

2. 接道義務を満たしていない土地

日本の建築基準法では、土地が幅2メートル以上の道路に接していないと建築ができません。「素敵な土地だ！」と購入しても、接道がない場合は家を建てられず無駄に終わります。特に個人売買では注意が必要です。

3. 災害リスクが高い土地

地震や水害、土砂災害のリスクが高い土地は避けるべきです。市町村が提供する「ハザードマップ」を確認し、その地域の危険度を把握しましょう。また、地元の人に聞き込みを行うのも有効な手段です。

4. 抵当権が抹消されていない土地

古い土地には、前の所有者が設定した抵当権が残っている場合があります。抵当権がある土地では住宅ローンを組むことができないため、購入前に登記簿を確認し、問題がないかチェックしましょう。

5. 交通事故が多い土地

交差点付近や狭い道沿いなど、交通事故が起きやすい場所も要注意。特に小さなお子さんがいる家庭では、安全性を最優先に考えるべきです。

土地選びのポイント7選

次に、土地選びの際にチェックすべきポイントをご紹介します。

1. 高低差の有無

土地に高低差がある場合、造成工事が必要となり余分な費用が発生します。特に傾斜地や段差が大きい土地は注意が必要です。

2. 水はけの良さ

地盤の水はけが悪いと、湿気や浸水被害の原因になります。雨の日や晴れの日の状態を確認し、必要に応じて地盤改良工事の費用を見積もりましょう。

3. 擁壁やブロックの状態

古い擁壁やひび割れたブロック塀は危険です。周囲の状態も確認し、不安があれば修繕費用を考慮する必要があります。

4. 土地の形状

三角形や旗竿地のような形状の悪い土地は設計の自由度が制限されることもあります。費用面も含めて慎重に検討しましょう。

5. 埋設物の有無

古い建物を解体した跡地には、産業廃棄物が埋まっている場合があります。土を掘り返して確認することは難しいため、不動産業者や専門家に調査を依頼しましょう。

6. 地盤の強さ

家を建てる際、地盤の強度は非常に重要です。地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良工事を施すことで安全性を確保できます。

7. 開発制限区域の有無

農業振興地域や調整区域に指定されている土地は、住宅の建築が制限されている場合があります。購入前に用途地域や規制内容を確認することが大切です。

まとめ

土地選びは家づくりの第一歩であり、失敗すると取り返しのつかない結果を招く可能性があります。